老朽化した待機宿舎の建て替え計画である。計画地は、大通りから１本入った道に面しており、戸建が建ち並ぶ比較的静かな住環境になっている。 　地上５階建て、壁式鉄筋コンクリート造で住戸数３６戸とした。法的規制が厳しい敷地のため、住棟配置や建物高さを工夫し、最大限の住戸数確保を目指した。落ち着いたモノトーンの外壁や、敷地外周部に十分な植栽帯を設け、静かで落ち着いた住環境が維持できるように工夫した。また、施設の特性から、敷地周囲には十分な高さの目隠し設けるなど、セキュリティに十分配慮した計画としている。