当社では、教育施設をはじめとした、官公庁施設を中心に多くの実績を残してまいりました。
お客様の要望に対し、これらの豊富な経験と最新技術を駆使し、設計に取り組んでまいります。
また、一つとして同じプロジェクトはなく、求められる人材や能力は多様です。
プロジェクトの特性に合わせ、その都度最適なメンバーでプロジェクトチームを組織し、ご要望や課題に対し、コミュニケーションを重視した設計プロセスで深い理解と共有化を重ね、最適・最良な計画を提案します。
業務案内SERVICE
意匠設計

構造設計
建物の安全性確保を第一に、建物に求められる要求性能を明らかにし、最先端技術を駆使してその要求性能にあった、構造種別・構造方式をご提案します。性能明示型設計手法に基づく耐震目標グレードの設定や環境に配慮した省資源・ロングライフのサステイナブル建築の実現など、社会的要求にも対応します。長年培ってきた技術力をもって機能性、居住性、耐久性、経済性、施工性に配慮した構造設計を行い、安心・安全な建築を提供します。

設備設計
建物と照明や空調など諸設備との融合を図り、そこで活動する人の快適・安全・健康な居住環境を実現します。省エネルギーをはじめとするさまざまな環境技術を組み合わせ、建物の環境負荷の低減を努めます。

リニューアル
リノベーションによって、「安心・安全の提供」と同時に「事業資産価値の向上」と「社会的資産としての長寿命化」を実現します。意匠・構造・電気・機械設備それぞれのリノベーション専門技術者を擁しており、機動性の高い体制を整えています。これまで、多くの施設に関わりながら技術の蓄積や研鑽に努めてきました。既存施設の課題を的確に把握し、社会・クライアント・利用者の要望に素早く的確に応えます。建物の長寿命化は設計にとどまらず、維持保全が大切であり、ライフサイクルコストの評価、省エネルギー化などにより、建物の性能を高め資産価値の向上を目指します。

監理業務
建物の完成までに発生する複雑かつ多岐にわたる課題に対して、常にお客様の立場に立って解決にあたります。豊富な経験と確かな技術力をもとに、品質・コスト・工期などを総合的にマネジメントします。また、設計段階においても、適正工期の策定から工法の検討立案等、最適な計画をご提案します。公共の福祉の観点から、建築基準法・建築士法等の法令を遵守した上で、建物の品質と機能を確保する監理を行います。

調査診断
耐震診断、設備劣化調査など、既存施設の状態を専門的に調査・診断します。また、これらの情報を基に、耐震改修設計や設備更新設計、ZEB化提案等を行います。建物を長寿命化させる設計に取り組むことはもちろんですが、すでに長く社会に貢献してきた建物に対しては、劣化診断/省エネ診断によって必要な改修時期・改修項目の選定を行います。

ZEBへの取組み
ZEBとは
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、快適な室内環境を保ちながら、高断熱化、 日射遮蔽、自然エネルギー利用、高効率設備により、省エネルギー性能の向上に努め、太陽 光発電等による再生可能エネルギーを活用することで、一次エネルギーの年間消費量がゼ ロとなる建築物をいいます。
- 『ZEB』(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)
- 年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの建築物
- Nearly ZEB(ニアリー・ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)
- 『ZEB』に限りなく近い建築物として、ZEB Ready の要件を満たしつつ、再生可能エネルギ ーにより年間の一次エネルギー消費量をゼロに近づけた建築物
- ZEB Ready(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル・レディ)
- 『ZEB』を見据えた先進建築物として、外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備 えた建築物
- ZEB Oriented(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル・オリエンテッド)
- ZEB Ready を見据えた建築物として、外皮の高性能化及び高効率な省エネルギー設備に加え、 更なる省エネルギーの実施に向けた措置を講じた建築物
ZEB実現に向けた「自社行動計画」
弊社は、省エネルギーの実現やカーボンニュートラル、脱炭素社会の達成を目標に、機能性や利便性を確保しつつ、その土地の風土に合った建物のZEB 化の検証、提案、設計に積極的に取り組みます。
- 計画の初期段階からZEB 達成の提案及び費用対効果、投資コストについて検証し、適切な手法を提案します。
- ZEB 事業に関連する補助金申請に向けた、設計、申請書作成のサポート、事業スケジュールの作成を行います。
- 常にZEB に関する最新技術情報を収集し、ZEB の普及に努めていきます。
- 『ZEB』、Neariy ZEB、ZEB Ready、ZEB Oriented を達成した案件については、ZEB 実績として弊社HPにて積極的に公表します。
ZEB設計業務の受注目標
2021年10月に閣議決定された「第6次エネルギー基本計画」にて求められている『2030年度以降に新築される建築物についてZEB 基準の水準の省エネ性能の確保を目指す』ことを受けて、弊社では、2025年度に受注する設計業務のうち、ZEB が占める割合を50%以上とすること目標とします。
省エネ建築物事例

名称 | 港区立 御田小学校 |
---|---|
所在地 | 東京都 |
用途 | 小学校 |
延床面積 | 9,572.58m2 |
竣工 | 令和10年11月 |
BEI | 0.48 「ZEB Ready」 |

名称 | 柏市立 柏第四中学校(長寿命化) |
---|---|
所在地 | 千葉県 |
用途 | 中学校 |
延床面積 | 5,394.97m2 |
竣工 | 令和7年11月 |
BEI | 0.48 「ZEB Ready」 |

名称 | 警視庁新宿庁舎(仮称) |
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所在地 | 東京都 |
用途 | 事務所・住宅 |
延床面積 | 1,474.84m2 |
竣工 | 令和7年11月 |
BEI | 0.43 「ZEB Ready」 |

名称 | 南房総市千倉忽戸地区複合施設 |
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所在地 | 千葉県 |
用途 | 集会場・図書館 |
延床面積 | 2,602.50m2 |
竣工 | 令和7年12月 |
BEI | 0.29 「ZEB Ready」 |

名称 | 東京消防庁豊島消防署目白出張所(仮称) |
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所在地 | 東京都 |
用途 | 消防署・共同住宅 |
延床面積 | 2,150.74m2 |
竣工 | 令和8年8月 |
BEI | 0.39 「ZEB Ready相当」 |

名称 | 港区立 麻布幼稚園 |
---|---|
所在地 | 東京都 |
用途 | 幼稚園 |
延床面積 | 454.83m2 |
竣工 | 平成31年2月 |
BEI | 0.43 「ZEB Ready」 |
2023年度(令和5年度)のZEB設計業務の受注実績
新築 | 延べ面積 | 受注件数 |
300m2未満 | 0件 | |
300m2以上 2,000m2未満 |
1件 | |
2,000m2以上 10,000m2未満 |
3件 | |
10,000m2以上 | 0件 |
既存 改修 |
延べ面積 | 受注件数 |
300m2未満 | 0件 | |
300m2以上 2,000m2未満 |
0件 | |
2,000m2以上 10,000m2未満 |
1件 | |
10,000m2以上 | 1件 |
SDGsへの取組み

株式会社 豊建築事務所は持続可能な
開発目標(SDGs)を支援しています
開発目標(SDGs)を支援しています

私たちの設計事務所は、「健全な組織基盤」のもと
「持続可能な建築」「環境と調和」「質の高い施設計画」を通じ、SDGs達成に貢献していきます。
「持続可能な建築」「環境と調和」「質の高い施設計画」を通じ、SDGs達成に貢献していきます。
健全な組織基盤



- 社員一人ひとりが、法令遵守はもとより、社会の構成員たる企業人として求められる価値観・倫理観によって誠実に行動し、それを通じて公正かつ適正な組織運営を実現します。
- 働きがいの向上を目指した安心して働ける環境をつくります。
- 取引先や事業者の皆様との連携・共存共栄を進めることでパートナーシップ構築を推進します。
持続可能な建築



- 建物を長く使用して貰う為、長寿命化技術や改修技術を研究しています。
- 高品質で安全な設計を行うため、ISO9001に基づき技術管理室等が第三者の視点から設計段階に応じてレビューや検証を行います。
環境と調和




- 環境に配慮した建築をつくるため、省エネルギー設計や再生可能エネルギーの活用により、ZEBプランナー事務所として、建物のゼロエネルギー化(ZEB)を積極的に取り組んでいます。
- 建物の木質化や木造化を推進し、建物のライフサイクルにわたるCO2排出量を削減するとともに、各地域産木材を利用し、森林保全や地域活性化に貢献していきます。
- 自然由来の内装材を積極的に採用し、人々の取り巻く環境を整えることで、健康に寄与します。
質の高い教育施設の計画

- 個々の多様性を尊重し、障がい及びジェンダーに配慮した教育施設を計画します。
- 児童数増減や教育方法の変化等、多様に変化する教育施設を取り巻く諸課題に対応するべく、定期的に社内で研究・意見交換を行い、常に新しい学校づくりに取り組みます。
BIM
今後業界の標準ツールとなりうるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデル)を2016年より取り組みました。バーチャルな3次元モデルを駆使した、リアルな提案を実現、正確なイメージ共有が可能となりました。3次元データによるチェックができるため、従来は施行時まで認識されないような不具合を基本設計時に早期発見。問題点を予め洗い出すことで、意匠・構造・設備の各部門が並行して設計を進められ、期間の短縮を図ることが可能となります。今後も「ArchiCAD」を中心にTwinmotion等を駆使し、さまざまなサービスを提供していきます。
